[コラム]【2025年最新】手持ち扇風機の正しい捨て方|バッテリー内蔵型の処分・リサイクル方法まで解説
2025.07.25
【2025年最新】手持ち扇風機の正しい捨て方|バッテリー内蔵型の処分・リサイクル方法まで解説
近年、夏の暑さ対策として人気を集めている「手持ち扇風機(ハンディファン)」。コンパクトで持ち運びに便利な反面、故障や買い替えなどで不要になると、どのように処分すべきか悩む方も多いのではないでしょうか。
本記事では、手持ち扇風機の正しい処分方法や注意点、法的な取り扱い、そして安全面や環境面から見た処分時のポイントについて詳しく解説します。
手持ち扇風機は何ゴミ?分別の基本を確認
まず、手持ち扇風機の処分方法を考えるうえで大切なのが、「何ゴミに該当するか」という点です。一般的に、手持ち扇風機は乾電池や充電式バッテリーを内蔵しており、自治体によって処分方法が異なるため、以下の分類を参考にしてください。
- バッテリー内蔵型:小型家電リサイクル(資源ごみ)または不燃ごみ
- 電池が取り外せるもの:電池を分別し、本体は不燃ごみ
- 乾電池式:乾電池を取り外し、回収ボックスへ/本体は不燃ごみ
ただし、自治体によって細かな取り決めが異なりますので、お住まいの地域の「ごみ分別ガイド」や公式サイトで必ず確認しましょう。
バッテリー内蔵型は特に注意!発火事故を防ぐ処分の仕方
手持ち扇風機の多くは、リチウムイオンバッテリーを内蔵しています。このリチウムイオン電池は、誤った処分方法により火災や発煙事故につながる恐れがあります。
処分時の注意点
- 充電池は取り外せる場合は必ず取り外す
- バッテリーが本体に固定されている場合は、小型家電リサイクル対応の施設や回収ボックスに出す
- 破損や変形のあるバッテリーは、自治体に処理方法を確認する
国民生活センターや消防庁でも、リチウムイオン電池の廃棄による火災事故について注意喚起されています。必ず適切な手順で廃棄しましょう。
家電リサイクル法の対象ではないが、小型家電リサイクル法の対象に該当
手持ち扇風機は、いわゆる「家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)」の対象製品ではありません。しかし、「小型家電リサイクル法」に基づき、再資源化が推奨されています。
小型家電リサイクル法とは?
スマートフォンや電動工具などに含まれる貴金属・レアメタルの回収を促進する法律で、手持ち扇風機も対象とされる場合があります。多くの自治体では専用の回収ボックスが設置されていますので活用しましょう。
メーカーによる回収・リコール情報にも注意
一部のメーカーでは、不良品の自主回収やリコールを行っている場合があります。事故や不具合が報告された製品でないか、廃棄前にチェックしましょう。
製品がリコール対象かどうかは、消費者庁が運営する以下のサイトで確認可能です。
該当する場合は、処分せずにメーカーや販売元に連絡してください。
まとめ:処分前に確認すべき5つのポイント
- バッテリーの有無と取り外し可否を確認する
- お住まいの自治体の分別ルールを確認する
- 小型家電リサイクルボックスの有無をチェックする
- 製品がリコール対象でないかを確認する
- 安全に配慮して廃棄する(発火リスクを避ける)
適切な処分を行うことで、環境保護や事故防止にもつながります。
当社では、法人様および個人事業主様を対象に廃棄物の処理を承っております。
個人のお客様につきましては、、未使用品の大量廃棄の場合のみ対応可能となっております。
誠に恐れ入りますが、あらかじめご了承くださいますようお願い申し上げます。
著者紹介
名前: 中林 一樹(なかばやし かずき)
プロフィール
2014年より株式会社アール・イー・ハヤシに入社。以降10年間、産業廃棄物管理のスペシャリストとして従事。
産業廃棄物の処理とリサイクルに関する豊富な経験を持ち、環境保護に対する深い知識と情熱を持っています。
現在も、株式会社アール・イー・ハヤシの管理部門で環境管理責任者として、日々業務に励んでいます。