[コラム]【2025年最新】大阪・関西万博で深刻化する猛暑と対策|熱中症リスクと現地の対応状況を解説
2025.07.23
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2025年夏の「大阪・関西万博」では、猛暑と湿度のダブルパンチにより、訪問者の安全と快適性が大きな課題となっています。この記事では、連日の高温が続く会場の実態と、主催者による熱中症対策、現地での様子について詳しく解説します。
猛暑と高湿度で“楽しむ”どころではない万博会場
2025年6月18日、大阪市此花区の大阪・関西万博会場では、最高気温34.1℃を記録し、今年最も暑い日となりました。来場者は日傘やサングラス、冷却グッズを活用しながら、暑さをしのぐのに必死です。
特に東京よりも気温が高くなる傾向にある大阪では、強い日差しと高湿度が重なり、体感温度はさらに上昇。会場内では冷却ミストが噴き出すファンサイトや、日陰のベンチに多くの人が集まり、ひとときの涼を求めていました。
現地来場者の声「備えてきたが、それでも暑い」
50代の女性来場者は、事前に天気予報を確認し、傘や凍らせたお茶、サングラスなど万全の準備で臨みましたが、「準備してきたけど、それでも暑い」とこぼします。
また、鳥取県から家族で訪れた65歳の男性は、万博の象徴である「グランドリング」の下をなるべく歩き、ベビーカーにはカバーをかけて直射日光を避けていましたが、「もう“暑さ対策”という言葉が意味をなさないレベル」と汗を拭いながら語っていました。
救急搬送も発生、熱中症リスクが深刻化
6月16日以降、大阪では3日連続で最高気温が30℃を超え、その後も1週間以上30℃超えが予想されています。すでに複数の来場者が熱中症の疑いで病院に搬送されており、暑さによる体調不良が懸念されています。
気象庁によると、昨年(2024年)の大阪の6〜8月の平均気温は28.0℃で、平年よりも1.2℃高く、東京の26.9℃を上回りました。35℃以上の「猛暑日」は41日を数え、今年も同様、あるいはそれ以上の暑さが想定されています。
主催者側の暑さ対策と緊急対応体制
2025年日本国際博覧会協会(万博の主催者)は、来場者の暑さ対策として以下の設備を導入・強化しています:
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会場内の要所にパラソル(日除け)を設置
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ミストファンやスポット型エアコンの導入
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グランドリング下に日陰のベンチを配置
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公式サイトやメールでの熱中症注意喚起
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医療スタッフの常駐や緊急搬送体制の強化
協会の高階淳理事は「夏の気候条件によっては、現状の対策でも万全とは言えない」と述べ、今後も状況に応じた改善を続けるとしています。
今後の課題と来場者への注意喚起
猛暑のピークはまだこれからであり、7月・8月にはさらに過酷な気温が予想されます。訪問予定の方は以下のような自己対策も徹底しましょう。
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帽子や日傘の使用
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こまめな水分・塩分補給
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冷感タオルや冷却スプレーの持参
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混雑時間を避けて行動
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異変を感じたらすぐに休憩・相談
まとめ:大阪万博は“暑さ対策”が来場の鍵
2025年の大阪・関西万博は、世界からの注目を集める一大イベントですが、訪問者が安全かつ快適に楽しむためには、気温と湿度への十分な配慮が必要です。主催者と来場者がともに“熱中症ゼロ”を目指し、万全の備えで挑みたいところです。
参考:No relief in sight: Battling the heat and humidity at Osaka Expo