[コラム]京橋で体験!パタゴニアの「長く着る」サステナブルストア
2025.07.01
パタゴニアが提案する「長く着る」選択肢|京橋で体験できるWorn Wearポップアップストアの魅力とは
2025年夏、環境意識の高まりとともに注目されているのが、パタゴニアが東京・京橋に期間限定でオープンした「Worn Wearポップアップストア」です。
消費社会のあり方を見直し、「ていねいに使い続ける」という新しいライフスタイルを提案するこのストアは、リペア文化やサステナブルファッションへの関心が高まる今、多くの来店者で賑わっています。
京橋に登場!期間限定のサステナブルストア
パタゴニア東京・京橋店は、2025年3月に閉店した「パタゴニア東京・丸の内店」の代替店舗としてオープン。新店舗が完成するまでの間、8月18日までの期間限定で営業しています。
店内には、通常の販売スペースに加え、環境配慮型アパレルへの想いやメッセージを体感できる「Worn Wearポップアップストア」も併設。ギャラリーのような空間で、中古ウェアの販売やリペア事例の展示が行われています。
キーワードは「BETTER THAN NEW」新品よりもずっといいという価値観
パタゴニアが掲げるのは「BETTER THAN NEW(新品よりもずっといい)」というメッセージ。これは、単に物を長く使うだけでなく、環境負荷の低減や資源循環型社会の実現を目指す理念に基づいています。
展示スペースでは、長年愛用され、修理を重ねて大切に使われてきたウェアと、そのオーナーたちのストーリーが紹介されています。
- 約30年間同じフリースを着続けるシーカヤックガイドの男性
- 母から娘へ受け継がれた登山用ウェアのエピソード
来場者はこれらの実例を通じ、「長く着る」ことの価値を改めて実感できるでしょう。
中古ウェア販売とリペアサービスで広がるサステナブルの輪
京橋ストアでは、パタゴニア製品の中古ウェアの買い取り・販売も実施中。「まだ使えるものを捨てずに活かす」という考えが広がる中、販売状況は好調です。
パタゴニアには専門のリペア部門があり、以下のような多彩な修理メニューが用意されています。
- たたき修理
- 切り替え修理
- 部分補修
使用済み製品からパーツを取り出し、他の製品の修理素材として再利用するなど、循環型モデルを実践しています。
実際に店内には修理済みのクライミングパンツも展示されており、ビフォーアフターの違いを目で見て確認可能。修理料金は破れのサイズによって2,200円〜7,000円程度と明確に設定されています。
新素材「ネットプラス」シリーズも登場
2025年の新作として注目なのが、廃棄漁網をリサイクルして作られた「ネットプラス」シリーズ。軽量で耐久性に優れたこの素材は、ショーツやキャップ、サマーシーズンの人気パンツなどに採用されています。
リサイクル素材を使用しながらも機能性を損なわない点は、パタゴニアならではの強み。ぜひ店頭でその質感を確かめてみてください。
街と自然、人と人をつなぐ場所
京橋エリアはビジネスパーソンやランナーなど、アクティブな層が行き交うエリア。ストア内にはトレイルランニングコーナーもあり、スタッフとの会話を楽しみに訪れる方も多いそうです。
買い物だけでなく、環境問題やアクティビズムに関心がある人同士が自然に交流できる「コミュニティスペース」としても機能しています。
体験型イベントも充実|リペア相談・防水ジャケットのケア講座も
会期中には、以下のイベントが予定されています。
Wash Care Event(7月5日・6日)
- 防水シェルジャケットの正しい洗濯・撥水回復方法を実演
- PFCフリー撥水剤「STORM」のサンプル配布あり
買取&リペア相談(8月2日・3日)
- 不要なパタゴニア製品の買い取りと、簡易リペアをその場で実施
- 事前洗濯が必要で、買い取り対象は基準に準じます
- 詳しくは店頭または公式サイトで確認を
パタゴニア Worn Wear 京橋ポップアップストア 詳細情報
- 会期:2025年6月7日(土)~8月18日(月)
- 営業時間:11:00~19:00(第3水曜定休)
- 住所:東京都中央区京橋3-6-18 東京建物京橋ビル1階
- TEL:03-3214-2101
まとめ|持続可能なファッションは「長く着る」から始まる
パタゴニア京橋店のWorn Wearポップアップストアは、単なる買い物スポットではありません。「リペア」「再利用」「資源循環」といったサステナブルアクションを、実際に体験し、学び、参加できる場所です。
環境負荷を減らす第一歩として、まずは「今持っている服を、もっと大切に着続ける」。そのヒントがここにはあります。ぜひ、この機会に足を運んでみてください。